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【新築・リフォーム】外壁の構造と建物の断熱と遮熱について☆

2020.03.12

外壁の構造(雨水の侵入や延焼の防止)

①外壁の構法

外壁の役割は屋根と同様に、建物内への雨水の侵入を防いだり、延焼などを防止したりすることにあります。外壁の防水能力が十分な場合は問題ありませんが、経年劣化によって防水機能が低下すると、外壁自体が雨水を吸収するようになります。気密性の高い建物では、雨水が浸透した場合に乾燥しにくく、構造部分の劣化につながりやすいので、高い防水性が求められます

外壁には防水性の他、耐候性、意匠性、低汚染性などの性能が必要で建物構造と性能のバランスで適切な構法が選択されます。外壁の構法による特徴を知って、劣化の進行状況を把握し、耐用年数を想定することが必要です

②外壁の性能

〇防水・防火・断熱が求められます。

〇耐久性・耐候性も必要であります。

③通気構法

柱や間柱の外側に構造用合板を張り、その外側に防水シートあるいは透湿防水シートを張ります

〇防水シートあるいは透湿シートの上に胴縁を打ち付け、そのうえに外壁材を取り付けて、通気層を確保します。

〇通気層は、壁体内に発生した水蒸気を排出するための仕組みです。

〇外壁の隙間や亀裂などから侵入する雨水を排出するための仕組みでもあります。

〇通気層は15㎜程度とし、胴縁を開口部廻りに取り付ける場合は隙間を設けます。

〇横胴縁の場合は、胴縁と胴縁の間をあけて打ち付けます。

④開口

外部との開口部に求められる性能は耐風圧性、気密性、水密性、耐熱性、遮音性、防火性などがあります。木造住宅では、外部開口部の主な材質はアルミニウム合金が使用され、他に木製、プラスチック製などがあります。

※取付形式

内付け :枠の大部分が取付開口内に収まる形式です。

半外付け:枠の一部が取付開口部の外に出る形式で、一般的に多く用いられています。

外付け :枠の大部分が取付開口部の外に持ち出しとなる形式で、内障子をつける場合に用いられます。

 

建物の断熱と遮熱

断熱方式には充填断熱と外張り断熱があります

①充填断熱

日本の木造住宅で最も多く採用されている方式です。

〇充填断熱は断熱材を入れやすく、外壁が施工しやすいというメリットがあります。

〇ただし、断熱材の間に隙間ができやすく、壁内結露が発生する恐れがあるというデメリットもあります。

〇充填断熱に使う断熱材は、袋入りのグラスウールやロックウールが一般的です。

〇ボード状の断熱材を充填する場合でも、隙間無く入れます。

②外張り断熱

〇柱にポリスチレンフォームやポリエチレンフォームなどのボード状に成形された断熱材を取り付けます。

〇柱や梁より外側で断熱するので、壁内の内部結露を防ぐことができます。

〇断熱材が連続するので、断熱性能を高めやすいメリットがあります。

〇外壁の下地をつくる必要がでてきます。

③基礎断熱

〇外張り断熱は基礎部分にも施し、基礎断熱とすることが可能であります。

※お家の構造は非常に優れており、改良改善され良くなっております。しかし物には(材質・材料)には劣化がありますので、ご自宅の状況を把握し、必要なメンテナンスを施す必要性がでてきます。把握することによってメンテナンスの時期や必要性がわかれば、お家は長持ち致します。状況の把握をご希望の方は、是非弊社のお家の無料診断を受け、ずっと住まれる大切なお家の現状を把握することをお勧め致します。