弾性リシンの耐用年数って長いの?性能や使うときの注意点を解説!
2024.05.29
家の外壁を保護し、見栄えを良くするための塗料選びは、家の持続性や美観を左右する重要な決定です。
特に、弾性リシンはその優れた特性から、多くの家主に選ばれています。
そこで、今回の記事では、弾性リシンの特徴とメリット、さらに使用する時の注意点についてご紹介します。
□弾性リシンの特徴とメリット
弾性リシンは、通常のアクリルリシンと同じく、アクリル樹脂を基とした弾性アクリル樹脂を原料とした塗料です。
通常のアクリルリシンでは、塗膜の薄さからひび割れしやすいモルタルも、弾性リシンは伸縮性を活かしてカバーしてくれます。
ここでは、弾性リシンの主なメリットを3つ解説します。
1:ひび割れに強い
弾性リシンは、通常のアクリルリシンよりも遥かに柔軟性に優れています。
その柔軟性の良さを活かし、建物の自然な動きに追従するため、ひび割れを発生しにくくする効果があるのです。
2:雨水の浸入を防ぐ
伸縮性が高いため、微細なひび割れが生じてもそれに追従し、雨水が浸入するのを効果的に防ぎます。
3:耐久性が高い
弾性リシンは、耐候性にも優れており、長期間にわたってその効果を保持します。
これにより、塗り替えの頻度を削減でき、メンテナンスコストを抑えられます。
□弾性リシンの耐用年数と使う時の注意点
ここでは、弾性リシンの耐用年数と、扱うときに注意しておくべきポイントを解説します。
1:弾性リシンの耐用年数
弾性リシンは一般的に5〜10年の耐用年数がありますが、これは設置環境に大きく依存します。
例えば、日射量が多い地域や、潮風・大気汚染が激しい地域では、塗料の劣化が早まる可能性があります。
そのため、地域の気候や環境に適した塗料を選ぶことが、耐用年数を最大限に延ばす鍵となります。
2:定期的なメンテナンスと塗り替えのタイミング
外壁の塗装は定期的にチェックし、早期の劣化を発見することが重要です。
具体的には、塗膜の汚れ、ひび割れ、剥がれ、チョーキング(塗膜が粉を吹く現象)などの兆候を見逃さないようにしてください。
これらのサインが見られた場合は、塗り替えの検討を始める良いタイミングです。
早期のメンテナンスは、長期的に見てコスト削減にもつながります。
3:正しい塗料の選び方と塗装方法
弾性リシンを適用する際は、前回と同じタイプの塗料を選ぶことが基本です。
アクリル系やシリコン系など、異なる成分の塗料を混ぜることは避けてください。
また、塗料の厚みが均一になるように丁寧に塗装を行うことが重要です。
不均一な塗りや薄塗りは、塗膜の性能を十分に発揮させない原因となります。
4:プロの評価と施工
特に高額な投資となる外壁塗装では、資格を持ったプロフェッショナルによる評価と施工を推奨します。
専門家による事前の評価では、壁の状態を正確に把握し、必要な処理を行えます。
また、適切な塗装方法によって、塗料の性能を最大限に引き出し、耐用年数を伸ばすことが可能です。
□まとめ
弾性リシンを用いることで、建物の美観と保護を長期間維持できますが、そのためには正しい選択と適切なメンテナンスが不可欠です。
これらのポイントを押さえ、計画的に外壁塗装を行うことで、建物を理想的な状態に保ち続けられます。
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