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下塗り塗料の種類と選び方|外壁塗装で失敗しないための基礎知識

2024.11.15
外壁塗装を検討しているあなたは、下塗り塗料について悩んでいませんか。
「下塗りって本当に必要なの。」
「どんな種類があるの。」
「どれを選べばいいの。」
このような疑問をお持ちのあなたのために、この記事では外壁塗装における下塗り塗料の種類と選び方について解説していきます。


下塗り塗料の役割とは?




下塗りは、外壁塗装において非常に重要な工程です。
上塗りの仕上がりや耐久性を左右すると言っても過言ではありません。


1: 塗料の密着性を高める




下塗り塗料は、外壁材との密着性を高める接着剤のような役割を果たします。
上塗り塗料だけでは密着力が弱く、すぐに剥がれてしまうことも。
下塗り塗料によって密着性を高めることで、塗装が剥がれにくくなり、塗料本来の性能や耐久性を発揮できるようになります。


2: 塗料の吸い込みを防ぐ




下塗り塗料は、塗料が傷んだ塗装面に吸い込まれるのを防ぐ役割も担います。
劣化が激しい塗装面にそのまま塗料を塗ってしまうと、スポンジのように塗料を吸い込んでしまい、十分な厚みを確保できなくなってしまいます。
その結果、上塗りの仕上がりが悪くなったり、塗料本来の性能を発揮できなくなったりする可能性も。
下塗りによって吸い込みを抑えることで、上塗りの仕上がりを良くし、塗料の性能を最大限に引き出すことができます。


下塗り塗料の種類とその特徴




外壁塗装の下塗り塗料には、大きく分けて3つの種類があります。
それぞれの特徴や用途が異なるため、外壁材の種類や状態に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。


1: シーラー




シーラーは、外壁材に中塗り・上塗り塗料を密着させる接着剤のような役割を果たす下塗り塗料です。
また、外壁材への塗料の染み込みを防ぐ抗浸透機能も備えています。
外壁にシミやひび割れがない場合は、シーラーを用いるのが一般的です。
シーラーを塗布することで、シミやひび割れが塞がれて外壁が平滑化し、後工程の中塗り・上塗り塗装がきれいに仕上がります。


2: プライマー




プライマーは、シーラーと機能が基本的に同じですが、金属系サイディングボードやパネルなどの外壁材に使用されます。
プライマーにはさび落とし機能がないため、下塗りを行う前に、外壁材に発生したさびをサンドペーパーなどで除去しておく必要があります。


3: フィラー




フィラーは、シーラーやプライマーにパテ機能を追加した下塗り塗料です。
外壁にシミ、ひび割れ、凹凸などが存在し、中塗り・上塗り塗装が困難な場合に、外壁材の表面を平滑化する目的で使用されます。
機能はシーラーと基本的に変わりませんが、パテ機能によって、より平滑な仕上がりを実現できます。


まとめ




下塗り塗料は、外壁塗装において非常に重要な役割を果たします。
適切な下塗り塗料を選ぶことで、上塗りの仕上がりや耐久性を向上させることができます。
この記事では、下塗り塗料の役割と種類、それぞれの特徴について解説しました。
外壁塗装を検討する際には、下塗り塗料の種類と選び方を理解した上で、当社のような専門業者に相談することをおすすめします。
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