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サイディング塗装とは?耐用年数と最適な塗り替え時期

2025.02.09

サイディングの塗装、いつがベストタイミングなのでしょうか?築年数とともに気になる外壁の劣化。放置すると雨漏りや修繕費の高騰につながる可能性も。今回は、サイディングの種類ごとの耐用年数と塗装の目安、劣化症状とその対策、費用感について解説します。サイディングの寿命を延ばし、安心して暮らせる住まいを守るための情報を提供します。


サイディングの種類別耐用年数と塗装の目安


窯業系サイディングの耐用年数と塗装時期


窯業系サイディングは、セメントと木質繊維を混ぜて作られた、最も一般的なサイディングです。耐用年数は約20~30年とされていますが、これはあくまで適切なメンテナンスを行った場合の目安です。塗装の目安は10年ごと。チョーキング(表面に白い粉が付く)やひび割れなどが発生したら、塗装時期の検討が必要です。早めの塗装は、外壁の劣化を抑制し、寿命を延ばすことに繋がります。


金属系サイディングの耐用年数と塗装時期


金属系サイディングは、軽量で耐久性に優れ、サビにくいのが特徴です。耐用年数は約20~30年と窯業系サイディングとほぼ同様ですが、海沿いの地域など、塩害の影響を受けやすい環境では、劣化が早まる可能性があります。塗装の目安は10年ごと。サビや塗装の剥がれに注意が必要です。定期的な点検と、必要に応じての塗装がおすすめです。


木質系サイディングの耐用年数と塗装時期


木質系サイディングは、木材を主成分とするため、自然な風合いが魅力です。しかし、他のサイディングと比べて耐久性が低く、耐用年数は約15~25年です。塗装の目安は7~10年ごと。腐食やシロアリ被害にも注意が必要です。定期的な点検と、早めのメンテナンスが重要になります。


樹脂系サイディングの耐用年数と塗装時期


樹脂系サイディングは、耐候性・耐久性に優れ、メンテナンスが比較的容易なサイディングです。耐用年数は約20~30年と長寿命です。塗装は必ずしも必要ではありませんが、色あせなどが気になる場合は、塗装を検討しても良いでしょう。定期的な洗浄で清潔さを保つことが大切です。


サイディング塗装年数と劣化症状の早期発見が重要


サイディングの主な劣化症状


サイディングの劣化症状は、種類や環境、経年変化によって様々です。代表的な劣化症状には、色あせ、チョーキング、ひび割れ、剥がれ、コケ・カビの発生などがあります。これらの症状は、防水性の低下や美観の悪化につながるため、早期発見と適切な対応が重要です。


劣化症状別の適切なメンテナンス方法


劣化症状に応じて、適切なメンテナンスを行う必要があります。軽い色あせや汚れは、高圧洗浄で落とすことができます。チョーキングやひび割れは、塗装が必要となります。剥がれや腐食が激しい場合は、部分的な補修や張り替えが必要となる場合もあります。


放置によるリスクと費用増加


劣化症状を放置すると、雨漏り、建物の腐食、シロアリ被害など、より深刻な問題が発生する可能性があります。また、放置すればするほど、修繕費用は高額になります。早期発見・早期対応が、費用を抑える上で非常に重要です。


まとめ


サイディングの塗装時期は、種類や劣化状況によって異なりますが、定期的な点検とメンテナンスが寿命を延ばす鍵となります。10年を目安に塗装の検討を始め、劣化症状が見られたらすぐに専門業者に相談しましょう。早めの対処は、費用を抑え、建物の安全と資産価値を守ることにつながります。この記事が、サイディングのメンテナンスに関する疑問を解消し、適切な判断をするための参考になれば幸いです。ご自宅の外壁の状態をよく観察し、必要に応じて専門家の意見を聞きながら、適切なメンテナンスを実施してください。


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