外壁塗装でalc外壁にする際の選び方を解説します!
2022.12.07
みなさんはalc外壁をご存じでしょうか。
この記事ではalc外壁の特徴と選び方を解説します。
□alcパネルの特徴とは?
alcパネルとは、無機質の素材を使って鉄筋を組んだ型枠に注入して製造された外壁材です。
高温の水蒸気と高い圧力を使って製造されるため、耐久性と防火性が非常に高いです。
ここではalcパネルの特徴を2つの観点からご紹介します。
まずは高い安全性を有している点です。
alcパネルはコンクリートの重量の約4分の1です。
この軽いつくりになっているのは、パネルの内部に気泡を含ませているからです。
外壁材の重量が軽いと建物にかかる負荷が小さくなり、地震が発生した際にもダメージを小さくできます。
そのため、耐久性が非常に高いです。
また、仮に火事が発生しても、alcパネルは珪石(けいせき)のような無機質でできているため、延焼することは少ないです。
次は断熱性が高い点です。
alcパネルはモルタルやサイディングに比べて、非常に高い断熱性を持っています。
数値で見ると、コンクリートやモルタルの26倍、サイディングの4倍の熱抵抗率を持っているため、外気温の影響を受けにくいです。
□外壁塗装でのalcの選び方を解説します!
外壁塗装でのalcの選び方で重要なのは「劣化状態に合わせて下塗りにフィラーやシーラーを使う」「耐用年数が長い上塗りにする」「多彩模様塗料を使ってデザイン性を高める」の3つです。
それぞれの注意点を詳しく解説します。
*劣化状態に合わせて下塗りにフィラーやシーラーを使う
alc塗装では、フィラーのような高粘度の下塗り塗料を使用しましょう。
粘度の高い質感の下塗りをすると、肉厚な塗膜を生成できます。
alc外壁は小さなひび割れから水が入ってくると強度が低くなることが多いので、フィラーを使って分厚い塗装にしておくと安心です。
*耐用年数が長い上塗りにする
先ほどご紹介したように、alcは非常に耐久性が高く、長く使用できる外壁材です。
そのため、フッ素のような耐久性の高い塗料を使用しましょう。
塗装回数を減らすことによって、コストパフォーマンスを高められます。
*多彩模様塗料を使ってデザイン性を高める
alc外壁の中には、デザイン性が高い外壁もあります。
通常の塗装は単色なので、デザイン性が高い塗装にしたいという方は多彩模様塗料を検討しましょう。
これによって高級感や重厚感の演出が可能です。
□まとめ
alc外壁について解説しましたが、塗装の参考になったでしょうか。
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