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弾性塗料とは?塗り方についても解説します!

2023.04.14
近年注目を浴びている弾性塗料をご存じでしょうか。
時間が経ってくると住まいはどんどん劣化していき、ひび割れのような劣化症状が見られるようになりますが、そこで検討されているのが弾性塗料です。
そこで本記事では、弾性塗料の特徴と工法をご紹介します。

□弾性塗料の特徴とは?



弾性塗料とは、他の塗料と比較して高い弾力性を有している塗料です。
下地のひび割れに対応できる点が特徴的です。
弾性塗料は、一般的な塗料の樹脂に「可塑剤」と呼ばれる添加剤を加えることで、伸縮機能を持たせた塗料です。

この伸縮性のおかげで、下地にひび割れが起こった時でもヒビに追随して表面化することを防げます。

一方で、伸縮性がない塗料を使っていると、下地にヒビが入ったときに一緒に塗膜までひび割れが起きてしまいます。
これによって雨水が建物の中に侵入し、住まいを劣化させてしまうのです。
そのため、防水という観点から見ると、弾性塗料は非常に魅力的だと言えるでしょう。

□弾性塗料の塗り方を解説します!



弾性塗料の塗り方には「単層弾性工法」「複層弾性工法」「微弾性工法」の3つがあります。
それぞれの工法を詳しく解説します。

まずは単層弾性工法です。
この方法では、下地を塗った後、塗料を2回塗り重ね、厚みを持たせることによって外壁の補修を行います。
工法が簡単なのでコストを安く抑えられますが、比較的短い5年という期間で再度メンテナンスが必要になります。

次は複層弾性工法です。
複層弾性工法では、下地を塗った後、中塗りで高弾性塗料を2回塗り、さらに上塗りで仕上げの塗料を2回塗ります。
手間はかかりますが、耐用年数は10年から20年と、非常に長く使い続けられます。

一方で、施工費用は高くなる傾向にありますので、予算としっかり相談するようにしましょう。

最後は微弾性工法です。
これは微弾性フィラーという下地を塗り、上塗り塗料を2回塗る方法です。
微弾性フィラーには弾力性があり、上塗りにはウレタン塗料やシリコン塗料が使えます。
塗装から時間が経ってくると少しずつ弾性が失われてきますが、上塗り材が機能していれば外壁を保護し続けられます。

□まとめ



弾性塗料の特徴と工法をご紹介しましたが、弾性塗料についてイメージが湧いたでしょうか。
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