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塗装に欠かせないケレン作業とは?ケレン作業の種類についてもご紹介

2023.09.06
外壁塗装において重要な工程の1つが、「ケレン作業」です。
ケレン作業とは外壁の劣化や汚れを除去する作業であり、塗装の仕上がりや耐久性に直結する重要なプロセスです。
本記事では、ケレン作業の概要とケレン作業の種類についてご紹介します。

□ケレン作業とは?



ケレン作業とは外壁塗装の前処理工程の1つであり、塗膜の劣化や汚れを除去する作業のことです。
外壁には年月とともにほこりや汚れが付着し、塗膜が剥がれたりひび割れが生じたりすることがあります。
ケレン作業によってこれらの問題を解消し、塗装の密着性を向上できます。
具体的には、ケレン作業の目的は3つに分けられます。

1.古い塗膜の除去
外壁は経年によって劣化してしまうことがあり、塗膜が剥がれたりひび割れが生じたりすることがあります。
ケレン作業ではこれらの古い塗膜を効果的に除去し、新しい塗料の密着性を高めることが目的です。
古い塗膜をしっかりと取り除くことで、塗装の仕上がりや耐久性を向上できます。

2.表面の汚れや汚染物質の除去
外壁は風雨の影響を受けるため、表面にほこりや汚れが付着することがあります。
また、カビや藻などの発生も問題となります。
ケレン作業によって、これらの汚れや汚染物質を効果的に除去し、清潔な状態に戻すことが目的です。

3.下地の整備
ケレン作業は塗装の下地処理の一環でもあります。
下地が整備されていないと、塗料の密着性が低くなり、塗装の耐久性が損なわれる可能性があります。
ケレン作業によって、下地を適切に整えることで、塗装の品質を向上させることが狙いです。

□ケレン作業の種類



ケレン作業にはさまざまな種類があり、適材適所で選択することが重要です。
主なケレン作業の種類として、研磨ケレン、重曹ケレン、噴水ケレンがあります。

1.研磨ケレン(サンディング)
研磨ケレンは、サンドペーパーやサンディングマシンを使用して外壁の表面を研磨する作業です。
表面の汚れや古い塗膜を削り取り、平滑な状態に整えることで、新しい塗料がしっかりと密着します。

2.重曹ケレン(ソーダブラスト)
重曹ケレンは、ソーダブラストと呼ばれる方法で行われる作業です。
ソーダブラストは重曹を砂のように吹き付けることで、汚れや古い塗膜を取り除きます。
研磨ケレンに比べて優しい方法であり、特に木材や金属などのデリケートな素材に適しています。

3.噴水ケレン(パワーワッシャー)
噴水ケレンは、パワーワッシャーを使って外壁に水圧をかけ、汚れやほこりを洗い流す方法です。
表面の汚れを取り除く効果があり、比較的簡単に行えるため、小規模な汚れの除去に適しています。

□まとめ



ケレン作業は外壁塗装において欠かせない工程であり、劣化や汚れを適切に除去することで塗装の仕上がりや耐久性を向上させる役割を果たします。
ケレン作業にはさまざまな種類がありますが、建物の素材や状態に応じて適切なケレン作業を選択し、外壁の状態を整えることが重要です。
適切なケレン作業によって、耐久性に優れた美しい外壁を実現しましょう。
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