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シリコン系コーキングの耐用年数はどれくらい?解説します!

2023.10.16
外装塗装をお考えの方の中には、シリコン系コーキング材の寿命を知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、シリコン系コーキング材の寿命と、コーキング材の寿命が切れているサインについてご紹介します。

□シリコン系コーキング材の寿命はどれくらい?


コーキング材は、外壁の素材が寒暖差によって膨張したり、収縮したりする際の素材同士の衝突を防ぐ、緩衝材の役割を果たします。
そのため、弾力性に富む素材がコーキング材として使用されますが、紫外線や外壁材の動きによって、弾力は徐々に失われていきます。
コーキング材の寿命が切れると、外壁材に隙間ができ、雨漏りやシロアリの原因となるため、注意が必要です。

1.シリコン系コーキング材
耐用年数は約10年です。
柔軟性や耐熱性、密着性が高いことが特徴で、キッチンや浴室に使用されます。
しかし、シリコン系コーキングは塗膜が付かない特徴があるため、使用できない箇所があり、注意が必要です。

2.ウレタン系コーキング材
耐用年数は約5年~10年です。
弾力性が高く、外気の変化にも強いことが特徴です。

3.アクリル系コーキング材
耐用年数は約8~12年です。
接着性が高く、仕上げ塗料の対応に適していることが特徴です。

□コーキング材の寿命が切れているサインとは?


1.肉痩せ
コーキング材が外に溶け出し、必要な厚みを維持できていない状態です。
他の施工部分と比較して、コーキング材の部分が凹んでいれば、寿命が切れているサインです。

2.ブリード現象
肉痩せと同様に外にコーキング材が溶け出すことによる現象ですが、この現象は外壁がべたついたり、シミになってしまうことを指します。
外に溶け出し、この現象が起こっているコーキング材は、緩衝材の役割を果たさないため、ブリード現象が生じていないか確認しましょう。

3.剥離・断裂
コーキング材が、接着面から剥がれたり、ひび割れがある状態です。
剥離している場合、雨が隙間から入り、内部の木材が腐食する危険性があるため、対処が必要です。
また、ひび割れが大きくなった場合、外壁の膨張、収縮に耐えられていないため、早めに対処しましょう。

□まとめ


シリコン系コーキング材の寿命は約10年とされています。
コーキング材の寿命が切れると、外壁材に隙間ができ、雨漏りやシロアリの原因となるため、注意が必要です。
コーキング材の寿命が切れたサインは、肉痩せ、ブリード現象、剥離・断裂が挙げられます。
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