屋根の平米の出し方をマスター!図面ありとなし両方の計算法を紹介します
2024.03.08
あまり知られていないのが屋根の面積を求める方法。
屋根作業は、単なる修繕や改装を超え、家全体の保護と美観を左右する重要な役割を担っています。
この記事では、図面を用いた屋根面積の出し方と図面なしでもできる屋根の平米を求める方法を解説します。
ぜひ参考にしてください。
□図面を用いた屋根面積の出し方
屋根面積の計算には、平面図と立面図が欠かせません。
平面図を見ると、家の床面積と軒の出を合わせた部分が、屋根の面積として計算されます。
ここで重要なのは、軒の出の長さを正確に把握することです。
軒の出は家の形状によって異なるので、詳細に測定することが求められます。
屋根の勾配も計算に不可欠です。
勾配は、図面上の数字、例えば4/10や6.5/10という値で示されます。
これは、10メートルの水平距離に対する傾斜の高さを表しており、屋根の斜度を示しています。
この勾配を用いて計算することで、屋根の実際の面積を割り出せます。
立面図を使用する場合、軒の長さと斜面の長さから、三角形や台形の面積を計算します。
これは、切妻屋根や寄棟屋根のようにさまざまな形状の屋根に適用可能な方法です。
正確な計算には、立面図の縮尺や倍率に注意を払いながら各面の長さを慎重に測定することが重要です。
□図面なしでもできる!屋根の平米を求める方法
図面が手元にない場合でも屋根の面積を概算できます。
一つの方法は、「1階の床面積」を基に計算することです。
屋根の傾斜が緩やかなら、床面積に1.2を掛けます。
傾斜が急な場合は、1.5を掛けることでおおまかな屋根面積を求められます。
また、瓦屋根の場合は、瓦の枚数をカウントすることで面積を算出する方法も有効です。
瓦の総枚数を53で割ると屋根面積(坪)が算出され、これを3.3倍すれば平方メートルでの面積に換算できます。
この計算方法の有効性は、一般的に使用される瓦のサイズと数に基づいています。
しかし、屋根の種類や形状、瓦の種類によって、この計算方法の精度は異なる可能性があるので、あくまで概算として利用することをおすすめします。
□まとめ
本記事では、屋根面積の計算方法を解説しました。
図面を用いた精確な計算方法と図面がない場合の簡易計算法の両方を理解することで、屋根作業をより計画的に、そして効果的に進められます。
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