外壁の塗り替えの時期・季節の2つの情報を知ることで、間違えない塗り替えを行うことができます。
1つ目は塗り替えの時期、これは外壁を塗り替えた方がいい症状が出ている時期となります。
2つ目は塗り替えの季節、これは外壁の塗り替えを行う季節や月となります。
この2つの時期と季節についての情報を詳しく見てみましょう。
外壁の塗り替え時期
外壁の塗り替えには時期(タイミング)が存在しています。
外壁に塗られた塗料は耐用年数(効果を保てる期間)が存在していますが、この耐用年数がきれてしまったり、きれかかっている時に、外壁に不具合が起きやすいです。
外壁にどんな不具合が起きたら塗り替え時期なのかを見ていきましょう。
不具合・症状 | 詳細 |
外壁のツヤが無くなる | 外壁を塗り替えたばっかりの時はツヤツヤのキレイな外壁です。年月が経つにつれてツヤが無くなっていき、塗り替えが必要な初期症状となります。 |
外壁を触ると粉っぽいのが手につく | 塗料の耐用年数がきれてしまい、塗膜が粉状になってしまっている状態です。防水機能もなくなっているので、外壁に直接ダメージが入っていきます。 |
藻・コケ・カビがはえる | 外壁に汚れが溜まったり、塗料の耐用年数がきれてしまうことで、藻・カビ・コケなどの細菌・植物が繁殖しやすい状態になってしまっています。このまま繁殖が続けば、外壁自体の劣化も早まってしまいます。 |
外壁・コーキングのヒビ割れ | 塗料の耐用年数が切れて、外壁を守るものがなくなって時間が経つと、蓄積されたダメージからひび割れを引き起こします。外壁の塗り替えを行う時期と言えます。 |
塗膜の剥がれ | 塗料の耐用年数が切れて、塗膜(塗料が乾燥してできた膜)が剥がれてきてしまってます。直接外壁にダメージが入ってしまうので、外壁の塗り替えを行うべき時期となります。 |
これらの不具合・症状が見られるのは築10年ごろとなっています。
だいたい築10年頃が塗料の耐用年数も切れて外壁に何らかの症状が出てくることが多いです。
外壁の塗り替え時期(タイミング)を見逃さないことが、長持ちできる家にできる秘訣でもあります。
築10年より前に症状はでる?
建物を建てる時には費用を安くするために、グレードの低い塗料が使われていることも多い為、築4・5年で外壁の塗り替えが必要な症状が出てしまう場合もあります。次の塗装の事も考え、耐久度(耐用年数)長いフッ素系や光触媒塗料などを使うことも視野に入れておきましょう。
外壁の塗り替え季節
外壁の塗り替えには「気温」「湿度」も重要な要因となっています。
例えば、気温が5度以下の時と湿度が85%の時は、塗料が十分に乾燥しないので、外壁の塗り替えには不向きとされています。※塗料メーカーからは気温と湿度の最適な条件のもと、塗り替えを行うよう指示がされています。
そのため、比較的気温や湿度が安定していて、塗料が乾く十分な日照時間等も確保できる夏前の5月や、秋の10月・11月などに塗り替えが多く行われています。
これらの季節だけしか塗り替えができないのか、というわけでなく塗り替えがしやすい季節というだけです。
他の季節でも気温と湿度をきちんと見極めできれば塗装ができるので安心してください。
気温・湿度の見極めは難しい?
気温や湿度の見極めは塗装業者にとって必要なスキルです。技術や知識が無い塗装業者だったり、地域密着ではなく地域特性を知らない塗装業者に頼んでしまうと、気温・湿度の見極めができないこともあります。外壁の塗り替えは必ず地域密着の優良業者にお願いしましょう。