図面の見方について(新築・リフォーム・増改築)
☆図面の役割
〇どのような建物をつくることになるかをまとめて建築主とコミュニケーションをとります。
〇建物をどうつくるかを関係者に示します。
〇図面をもとに工費を見積もります。
※図面によって建物の構造や仕様、間取りなどが把握でき、金額の算出ができます
①平面図
〇平面詳細図は、基本となる図面であらゆる情報が描き込まれております。
〇施工現場では最も重視される図面です。
②立面図
〇建物を東西南北の4方向から見た状態を、それぞれ鉛直方向に投影したものです。
〇建物のかたち・仕上げ・外壁に表れる設備などの外部情報を伝えます。
〇建物の高さや幅、屋根の勾配、軒の出、地盤面との関係などがわかります。
〇完成した建物の外観のデザインを表します。
③短計図
〇垂直方向の図で、基礎から軒先までを含む主要な外壁部分を表します。
〇床レベルや躯体レベルをできるだけ多く含み、かつ開口部を通過する部分を選んで切るように表します。
〇床下や天井裏の躯体や下地材などの施工時に、高さを確認できます。
④伏図(ふせず)
〇梁の架け方を平面で示した図面を「伏図」、柱・梁・壁などの構造材のみを立面で示したものを「軸組図」といいます。
〇基礎伏図、1階床伏図(土台伏図)、2階床伏図、小屋伏図、屋根伏図があります。
〇軸組図で屋根から基礎までの力の流れを見ることができます。
⑤給排水設備図
〇給排水設備図は、設備機器と給水管、排水管、給湯管、ガス管などのルートと接続位置を示しています。
⑥電気図(電気配線図)
〇どこにコンセントやスイッチ、照明が付いているのかなどを、記号を使って示しています。
※このように新築工事やリフォーム工事には、必ず必要になる図面を理解しておくと、良いかもしれませんね。