外壁塗装の種類で知っておきたい3つ目は、外壁材についてです。外壁といっても様々な種類があり、それぞれ特徴を持っているので詳しく見てみましょう。
外壁材 | 起きやすい症状 | 特徴 |
モルタル |
|
セメント・石灰・砂などを水に混ぜて作られた外壁です。築30年近い建物はモルタルが使われている場合が多いです。塗料の効果が切れるとモルタル部分に対して、ひび割れなどの劣化が起こりやすくなります。 |
窯業系サイディングボード |
|
セメントなどが混ぜられて作られた板状のボードです。寒い地域でよく発生する凍害と言われる症状に弱く、きちんとメンテナンスをしないと長持ちしません。 |
金属系サイディングボード |
|
スチールやアルミなどの金属素材をもとに作られた板状のボードです。金属であるためサビの発生などがありますが、断熱・防火など優れた機能を持っています。 |
樹脂系サイディングボード |
|
塩化ビニル樹脂を主な原料にして作られた板状のボードです。弾力・耐久性など優れた特徴を持っています。 |
木質系サイディングボード |
|
木材で作られた板状のボードです。素材が木材なので劣化には弱いですが、色合いや風情ある外壁を楽しむことができます。 |
ALCボード |
|
コンクリートを軽量化した外壁材です。マンションなどによく使われています。 |
コンクリート壁 |
|
セメント・砂などを混ぜられて作られたものです。とても強度が高いのですが、防水機能等が失われると劣化が進みます。凍害などの症状が発生しやすいです。 |
漆喰 |
|
消石灰・砂などが混ぜられて壁に塗られたもの。メンテナンスフリーで高機能な外壁です。お城や蔵の外壁で昔から使われているものとなります。 |
外壁の特徴が分かれば、どんな塗装にすればいいのか、また塗装業者が言っていることは本当なのか、あなた自身で判断できるようになります。