色選びの手順に決まりきったものはありません。業者ごとでも提案の仕方も違います。
これから私たちがお伝えすることは、色を選ぶ際の選び方と・手順の基礎として覚えておいてほしいものになるため、参考にしていただければ嬉しいです。
手順1・・・どんな塗装にしたいのか要望を伝える
塗装業者へあなたが希望する塗装はどんなものなのか、まずは詳しく説明する必要があります。具体的な伝え方とイメージの共有をすることで、塗装業者との認識のズレを防ぎます。
認識のズレがよく起こる?
最初の段階からすでに、依頼主側と塗装業者側で認識のズレがよく起きます。認識とイメージの共有ができていないと、塗り替える手前の段階で、すべてやり直しにもなるので、最初はお互い納得するまで認識合わせにしっかりと時間を使いましょう。
塗装業者との認識合わせ・イメージの共有の方法
あなたと塗装業者で、認識・イメージを合わせるためにも、以下の方法が有効的です。
「薄いベージュがいい」「白と茶色の組み合わせがいい」などの言葉と、実際に塗装されているイメージ写真などの目で見えるものとの、両方で伝えます。
イメージ写真に関しては、塗装業者側で塗装事例をファイリングして持ってきてくれたり、ホームページ上の事例を見せてくれたりするので、こちらを見せてもらいましょう。
まず、「できるできない」「組み合わせが良い悪い」は別として、あなた自身・家族の好みの色を伝えます。
これらの情報から、塗装業者側はあなたの色に関しての要望が掴み取れることで、提案がしやすくなります。
色(色見本)やパソコンで見る色は実際の色と違う?
印刷されたものや、ホームページなどパソコンを使って見せられた場合の色と、実際に塗装がされる色の見え方は同じにはなりません。印刷・ホームページで見た色をそのまま信用するのは失敗の元にもなるので、これらの色はあくまでもイメージを掴むものだと考えてください。
色の具体的な伝え方
あなたの伝え方次第で、塗装業者があなたが希望する色についての捉え方が変わりいます。いかに具体的でイメージが湧きやすく伝えられるかがポイントです。
悪い伝え方
「白と茶色の2色で塗装をしたいです」
伝え方が悪い理由
白と一言でいっても、他の色と混じりけのない「白」や、少しピンクが入っている「桜色」、少し黄色が入っている「生成色(きなりいろ)」など、少し違うだけで様々な白色があります。このように伝えてしまうと、「どんな白色と茶色ですか?」とさらに細かく聞かれた時にすぐに答えられず、色を探すのに時間がかかってしまいます。
良い伝え方
「少し黄色が入っている薄い白色にしてください。」
伝え方が良い理由
伝え方が悪い理由と比べて、具体的に伝えているのがポイントです。少しの差にはなってしまいますが、この差が完成イメージをより具体的なものとしてくれるものとなるため、少しでも具体的に伝えるようにしましょう。