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壁を触ったら白い粉が!!見過ごせないチョーキング現象とは?

2020.05.26

壁を触ったら白い粉が!見過ごせないチョーキング現象

外壁を触って白い粉がついたら、チョーキング現象が始まっています。

チョーキングとは、外壁塗装において見過ごせない劣化現象の一つです。

チョーキング現象が起こるとどうなるのか一緒に詳しく見ていきましょう。

 

  目次

 

チョーキング現象は塗り替えのサイン

 

 

 

チョーキング現象は塗り替えのサイン

外壁を塗り替える時期はいつ頃がいいのか、明確な判断ができたらいいのに・・・・・とお困りの方も多いかと思います。塗り替えの目安として、「チョーキング現象(白亜化現象)」があります。ふと壁を指や手で触ったら、白い粉が付いてしまったという経験はありませんか? チョークのような白い粉が付くのが、チョーキング現象です。チョーキング現象は外壁の劣化が顕著である証拠なので、塗り替えを考えるいい目安となります。

今回は、チョーキング現象を詳しく知り、外壁の塗り替えに役立てて頂きたいと思います。

 

チョーキング現象とは

手で外壁を触った時に、白い粉が手に付いてくる現象です。チョーキングは経年劣化によりほとんどの外壁で起こります。色が付いている塗料を使用している場合は、ほぼ起こると言ってもいい、とてもポピュラーな症状です。ただし、顔料が含まれていない塗料を使用している外壁には出てこない場合もあります。

 

チョーキングは簡単に確認できる

チョーキング現象を確認する方法はとても簡単です。どこでもいいので、外壁を手でなぞってみます。塗装直後の外壁は、苔っぽい汚れが付くだけですが、前回の塗装から年月が経っていて劣化している場合は、白いチョークを触ったような汚れが付きます。また、雨が降っている時やホースなどで壁に水をかけると水分を吸収して変色が確認できた場合は、防水性が落ちている証拠です。チョーキング現象を確認したら、早めに外壁の塗り替えを検討することをオススメします。

 

チョーキングが起きる主な原因は劣化

チョーキングが起きる主な原因は、塗膜と言われる合成樹脂で形成された、塗料を塗った面を保護する膜が、太陽の紫外線や熱・風や雨などの水分や巻き上げられた砂などによって、傷めつけられ劣化することにより起こります。

塗膜がある程度分解され、顔料がむき出しになったことで塗料が粉化し、チョーキング現象が起こるのです。外壁塗装は5年~10年ごとに行うのが目安とされていますが、毎年外壁の確認を行うことをオススメします。なぜなら、住まいによって劣化の原因は様々だからです。例えば、前回の塗装において、下地処理を適切に行わない、乾燥時間を気温や湿度にあわせていない、塗料を適切に混ぜ合わせていないなどの施工不良、建物の建つエリアの気候等によっても異なります。1年~2年未満でチョーキングが現れる際は、施工不良などの疑いがあります。この場合は、別の専門業者に調べてもらいましょう。

 

チョーキングを見つけたら放っておかない

チョーキングが起こった壁は、保護されていないむき出しの状態になっているのとほぼ同じと考えましょう。防水効果も悪くなっているため、建物が雨や雪などの水分を吸ってしまうのです。水分を吸ったまま日光が当たり十分に乾燥できないまま時間が経過すると、カビ、苔、藻などの原因になります。見た目が悪くなるだけでなく、ひび割れや錆など想像以上の修繕費用がかかることもあるのです。水分の吸収と乾燥の繰り返しにより、ひび割れの原因にもなります。チョーキングは外壁塗装の塗り替えサインと言っても過言でありません。チョーキングを見つけたら、外壁の塗り直しを検討しましょう。

 

チョーキングの度合い別の塗り替え時期

 

一言でチョーキングと言っても、度合いによって塗り替え時期は異なります。

手で触った時の状態 劣化の度合い 塗り替え時期
付着物がほとんど見られない 劣化はほとんどない 必要性はあまりない
薄く白い粉が付く 塗膜劣化が進行している 塗り替えの検討が必要
粉で真っ白になる 著しく塗膜劣化が進行 早急な塗り替えが必要、全面剥離が必要な場合もある

 

チョーキング現象は、プロの手を借りることなく外壁の塗り替えを検討できるサインです。自然に元の状態に戻ることなく、粉を水で洗い流したり、自分で上から塗料を塗ったりするのは逆効果です。専門業者で正しい処理のもと、塗り直すのが修繕への一番の近道です。手に白い粉が付いたら、外壁の塗り替えを検討してみてください。皆さんの大切な家を長く守っていくために必要な外壁塗装です。