外壁でサイディング剥がれが起こる原因とは?解決策も紹介します!
2023.08.18
対処方法が難しく、また原因を突き止めるのも難しい「外壁におけるサイディングの剥がれ」。
実は、住宅の築年数によって原因が異なり、対処方法もサイディング剥がれの度合いによって大きく変わります。
そこで今回は、外壁のサイディングが剥がれそうで、原因を解明したい方に向けて、サイディングが剥がれる3つの原因と、対処方法について解説します。
□サイディングが剥がれる原因とは?
*サイディングが剥がれる3つの原因
1.経年劣化
住宅の築年数が15年以上経過しているならば、サイディングの経年劣化も進行しているでしょう。
外壁は防水機能を失うと雨水を吸い込み、最終的には外壁そのものが脆くなったり、サイディングの剥がれが発生します。
そのまま放置すると、防水シートの劣化や雨漏りが生じやすくなります。
以下は、外壁に水が含んでいるかどうかを確認するためのチェック項目です。
・サイディングに触れると冷たい
・サイディングがいつも湿っている
・サイディングにコケが生えている
2.工法の問題
住宅の築年数が10年未満であるにも関わらず、サイディングが剥がれてしまったら、建築時のサイディングの工法に問題があると言えます。
サイディングの施工方法には、「通気工法」と「直張り工法」の2つがあり、特に後者の場合、柱や防水シートとの間に隙間がないため、通気性の悪さから湿気がこもりやすくなり、サイディングや住宅そのものの劣化の進行速度が早くなります。
3.塗装不良
外壁塗装をした直後なのに、塗装が剥がれたら、塗装不良の可能性が高いです。
発覚したら、直ちに施工会社に連絡し、対処してもらいましょう。
ちなみに塗装不良の原因として以下の4つが考えられます。
・乾燥時間が守られなかった
・塗料の配合が不適切
・外壁と塗料の適合性が悪い
・補修せずに剥がれがある部分に塗装した
□サイディングが剥がれたらどうしたらいいの?
*剥がれ具合によって変わる対処法
サイディングの剥がれが軽い場合、塗装を施す程度で済みます。
しかし、ひどくサイディングが剥がれている場合だと、サイディングボードそのものを張り替えなくてはなりません。
水の浸入経路を突き止め、対策をしっかり行なった上で補修することをおすすめします。
また、剥がれている部分が広い場合は、早急に専門家に依頼しましょう。
□まとめ
サイディングの剥がれの原因は、住宅の築年数によって異なります。
まず、築年数が15年以上経過している場合は、経年劣化が原因であることがほとんどです。
しかし、10年未満の場合は、工法の問題、塗装した直後の場合は、塗装不良が要因となるでしょう。
なお、もしサイディングが剥がれたら、塗装を施すか、もしくはサイディングボードそのものを張り替えましょう。
あまりにも剥がれがひどい場合は、専門家に相談してみてください。
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