屋根の塗装時に行うシーラーって何のためにするの?シーラーの基本と役割について
2024.06.25
屋根塗装において、適切なシーラーの選択と塗装手順は、耐久性とコスト効率を向上させる重要な要素の1つです。
そこで、今回の記事では、屋根塗装においてのシーラーについて、その種類と選び方・役割についてご紹介します。
□屋根塗装におけるシーラーって何?
シーラー塗装は屋根塗装の際に行う最初のステップであり、主に下塗りに使用される塗料です。
そのため、適切なシーラーを選ぶことは、塗装の持続性と屋根の保護に直結します。
1:水性シーラーと油性シーラー
水性シーラーは主に水を含んでおり、環境に優しく、使用後の清掃が容易ですが、耐久性が油性シーラーより劣ります。
その反面、油性シーラーは耐候性に優れ、特に過酷な気候条件下での使用に適しています。
2:シーラーの選び方
屋根材の種類や気候条件、目的に応じて適切なシーラーを選定することが非常に重要です。
例えば、金属屋根やタイル屋根には特定のタイプのシーラーが、高湿度地域では油性シーラーが好まれます。
適切なシーラーを選ぶことで、塗装後のパフォーマンスと持続性が大幅に向上します。
□シーラーの役割とは
シーラーは屋根塗装の工程で非常に重要な役割を果たします。
ここでは、シーラーの役割を3つ簡単にご説明します。
1:下地の整備
シーラーの基本的な役割は、塗装面の吸収を調整し、塗料の浸透を制御することです。
これにより、上塗り塗料の吸収が均一になり、色ムラや塗膜の剥がれが防止されます。
また、シーラーは下地の細かいひび割れや穴を埋めることで、より滑らかな塗装面を作り出します。
2:接着性の向上
シーラーは上塗り塗料と下地材料との間の接着力を向上させる役割も持ちます。
これは、塗装された屋根の耐久性を大幅に高め、塗膜の剥がれやひび割れを防ぎます。
特に激しい気候条件下や、日々の気温変動が激しい環境において、シーラーのこの機能は塗装の寿命を大きく左右します。
3:保護層の形成
シーラーは紫外線や化学物質、水分といった外部からの攻撃から塗装面を守る保護層を形成します。
この保護層は、塗装された屋根が外部環境から受けるダメージを最小限に抑え、色あせや腐食を防ぎます。
この結果、屋根の美観を長期間保持し、再塗装の必要性を遅らせられます。
□まとめ
今回の記事では、屋根塗装におけるシーラーについて簡単に解説しました。
屋根塗装におけるシーラーの選定と正しい塗装手順は、長期的な保護とコスト効率の両方において極めて重要です。
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