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外壁のひび割れとコーキングの選び方|ひび割れの原因と注意点を解説

2024.06.28
築年数の経った家の外壁のひび割れに不安を感じている方へ。 「原因がわからない」「適切な補修方法がわからない」「費用を抑えて自分で補修したい」そう思っていませんか。 この記事では、外壁のひび割れの原因から適切なコーキング剤の選び方、DIYでの補修方法まで、わかりやすく解説していきます。 あなたも安心して自分で外壁のひび割れを補修できるようになるはずです。

□外壁コーキングのひび割れ原因をチェック


外壁のコーキングは、経年劣化、施工不良、外部からの圧力、塗装部分のひび割れなど様々な原因でひび割れが発生します。 それぞれの原因と具体的な対策方法について解説していきます。

1: 経年劣化


外壁コーキングのひび割れの原因として最も多いのは、経年劣化です。 コーキング材は、紫外線や雨風、寒暖差などの影響を受けやすく、長年使用していると硬化し、弾力性を失っていきます。 そのため、軽い衝撃でもひび割れが生じやすくなってしまうのです。 特に、日当たりの良い南側のコーキングは、劣化が早く進む傾向があります。

2: 施工不良


コーキングの施工不良も、ひび割れの原因となります。 コーキング材を適切な量を充填せずに施工したり、コーキング材と外壁の密着が不十分な場合、ひび割れが発生しやすくなります。 施工後すぐにひび割れが発生した場合は、施工不良の可能性が高いので、早急に専門業者に相談することをおすすめします。

3: 外部からの圧力


地震や台風などの強い衝撃によって、外壁に負荷がかかり、コーキングがひび割れてしまうことがあります。 また、サイディングボードが湿気を吸って膨張したり、寒暖差によって伸縮したりすることで、コーキングに圧力が加わり、ひび割れの原因となることもあります。 サイディングボードの種類によっては、水の吸収率や熱膨張率が異なるため、注意が必要です。

4: 塗装部分のひび割れ


コーキング部分を塗装している場合、塗膜にひび割れが発生することがあります。 この場合は、コーキング自体がひび割れているわけではなく、塗装の劣化が原因です。 コーキングの補修は必要ありませんが、見た目に影響するため、塗装の塗り直しを検討する必要があるでしょう。

□外壁のひび割れをコーキングする7つの注意点


外壁のひび割れをDIYで補修する場合、いくつかの注意点があります。 以下のポイントを押さえ、安全に、そして効果的に補修作業を進めましょう。

1: コーキング剤の種類


外壁のコーキングには、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコン樹脂系など、様々な種類のコーキング剤があります。 耐久性を考えると、ウレタン樹脂系かシリコン樹脂系のコーキング剤を使用するのがおすすめです。 アクリル樹脂系のコーキング剤は耐久性が低いため、外壁の補修には向きません。 シリコン樹脂系のコーキング剤は、耐水性や耐候性に優れていますが、密着性が低いというデメリットがあります。 そのため、すでにコーキングされている部分に重ねて使用すると、すぐに剥がれてしまう可能性があります。 初めて補修する部分にのみ使用しましょう。

2: 足場の確保


高い場所のコーキング作業を行う場合は、必ず足場を組んでから作業を行いましょう。 不安定な場所での作業は、転落やケガのリスクが高まります。 無理せず、足場を組むか、専門業者に依頼することをおすすめします。

3: 色の選択


外壁の色に合わせた色のコーキング剤を選びましょう。 外壁の色とコーキング剤の色が大きく異なる場合、修繕した部分が目立ってしまうため、見た目に悪影響を与えます。 外壁の色に合うコーキング剤がない場合は、コーキング剤に色を混ぜて調整することもできます。 ただし、色素を混ぜすぎると、コーキング剤の強度が弱くなる可能性があるため、メーカーの推奨する方法に従って色を調整しましょう。

4: 空気や水分混入の防止


コーキング作業中に空気や水分が混入すると、コーキング剤の強度が弱まり、ひび割れや雨漏りの原因となる可能性があります。 コーキング剤を注入する際は、丁寧に時間をかけて充填し、できれば2度以上に分けて注入しましょう。 また、ひび割れの凹凸が激しい場合は、ヤスリなどで平らにしてからコーキング剤を注入すると、空気を混入しにくくなります。

5: 外壁の乾燥状態


コーキング作業を行う前に、外壁が完全に乾燥していることを確認しましょう。 外壁が湿っている状態でコーキング剤を塗布すると、コーキング剤の密着が悪くなり、ひび割れや剥がれの原因となります。 雨天時や外壁が湿っている場合は、乾燥してから作業を行うようにしましょう。

6: コーキング部分の掃除


コーキング作業を行う前に、ひび割れ部分をしっかりと掃除しましょう。 汚れやホコリが付着したままコーキング剤を塗布すると、密着が悪くなるため、ひび割れや剥がれの原因となります。 ひび割れ部分をブラシや布などで丁寧に掃除してから作業を行いましょう。

7: プライマーの使用


コーキング剤の密着性を高めるために、プライマーを使用することをおすすめします。 プライマーは、コーキング剤と外壁の接着性を向上させる効果があります。 特に、外壁の素材がサイディングボードやコンクリートなどの場合は、プライマーを使用することで、より効果的にひび割れを補修することができます。

□まとめ


外壁のひび割れは、放置すると雨漏りや建物の劣化につながるため、早めの対策が必要です。 この記事では、外壁のひび割れの原因と、DIYでの補修方法について解説しました。 コーキング剤の種類や注意点などを理解した上で、安全に作業を行いましょう。 どうしても不安な場合は、当社のような専門業者に相談することをおすすめします。 愛知県・名古屋市・岐阜・三重周辺と神奈川県全域・東京・千葉で塗装やリフォーム、住宅の工事をお考えの方は、しっかりと建物の維持管理が出来る専門家「建物保全士」が在籍する実績豊富な当社にお任せください。