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塗装工法の違いで何が変わるか?刷毛・ローラー・吹き付けを比較しました

2020.04.15

刷毛を使った手塗工法

ポピュラーな昔ながらの刷毛を使った手塗り工法です。刷毛は塗料の特性に合わせて動物の毛や化学繊維の毛などの素材を使い分けます。また、塗装する場所や形状に合わせて刷毛の種類も使い分けます。

平らな場所を塗るための平刷毛、粘度の高い塗料を塗る時は寸筒刷毛、隅や角を塗る時は筋交い刷毛などがその一例です。職人は、塗料の成分と毛の特性、外壁の形状などから相性の良い刷毛選びをしています。

 

刷毛のメリットとデメリット


〔メリット〕

刷毛を使った手塗り工法のメリットは、塗料の飛び散りがほとんどありません。また、細かい場所や複雑な形状の外壁であっても刷毛であれば対応が可能です。

〔デメリット〕

デメリットは時間がかかる事です。ローラーの手塗り工法と比べても倍近くかかる場合もあります。平らで面積が広い外壁などは、刷毛だけの作業では非効率になります。

工期が長ければ費用がかさむので、ローラーと併用するなど相談をしても良いでしょう。ローラーと同様に、道具の優劣が仕上がりに出ます。道具の特性を把握し、丁寧な手入れができることも手塗り職人の技のうちです。


スプレー式の吹き付け工法

スプレーガンを使い外壁を仕上げる塗装工法です。

 

スプレー式の吹き付け工法のメリットとデメリット


〔メリット〕

メリットは、スプレーで塗料を吹き付けることで凹凸形状が立体感を出し、重圧な雰囲気に仕上がる事です。また、補修にも適していて作業跡がわかりづらく、仕上がりの状態を長く保つことが可能です。

広範囲を短い時間で塗装できるので、ローラーや刷毛を使った手作業より工期が短く費用も安く見積もれるでしょう。

〔デメリット〕

塗料の飛び散りが多い為ロスが多くなることです。また、周りの広い範囲に養生をおこなうため、手間も時間も養生シートなどの準備も必要です。養生をいい加減におこなってしまうとキレイな仕上がりになりません。

塗料の飛散範囲などの読みも大切です。もう一つは、スプレーガンの年式によっては音がうるさい場合もあります。塗装作業時の騒音が大きい場合は、近隣住民の方へも気を配りましょう。

スプレー塗りの工法は、広範囲の塗装に適している一方でムラが出やすい工法でもあります。壁面ごとに印象が違うなどの違和感がないよう、仕上がりの確認をしっかりしましょう。

 

ローラーを使った手塗り工法

芯になる筒に毛や繊維を巻き付けたローラーを使って手作業で仕上げる工法です。ローラーは様々な種類があり用途によって使い分けをしています。例えば、凹凸がある形状には毛足が長い長毛タイプのローラーを使い、平面で広い範囲の外壁には短毛タイプを使うのが適しています。。

 

ローラーを使った手塗り工法のメリットとデメリット


〔メリット〕

ローラーを使うメリットは、刷毛の作業と比べると半分くらいの時間で広い範囲を塗装できるところです。また、塗料の飛び散りが少ないので狭い場所や汚したくない建具や植木が密集している場所では手塗り工法が向いています。

〔デメリット〕

デメリットは、道具の優劣が仕上がりに直接出てしまう点です。劣化しているローラーは表面の毛が抜けたり、ケバ立って気泡が入ったりすることもあります。

ローラーに塗料がしっかりと含まれなければ、作業中に跳ね上げて飛び散ることもあります。正しく手入れされた優良な道具を使っているかで仕上がりが大きく左右します。

 

外壁のタイプや塗り替え理由にあった工法を選びましょう

塗料には「基準塗布量」が定められています。施工する外壁に必要な量が正しく使われていなければ、その性能は活かされません。外壁の形状に合わせた塗料と工法を選び、工期や費用を認識しましょう。

それぞれの工法にメリット・デメリットはつきものです。どの工法で仕上げたとしても、ムラなくキレイに仕上がることが重要です。施工後のチェックは確実に行いましょう。

 

どの工法でも地域密着の地元業者なら安心


どの塗装工法であっても職人の技量や、どれだけ真摯に丁寧に塗装してくれるかで、仕上がりに雲泥の差が出ます。私たちがおススメしているのが地域密着の地元業者での塗装です。

ハウスメーカーなどに塗装を依頼してもいいのですが、大手業者の場合90%の確率で下請け・孫請けの業者に塗装をさせるため、質の悪い仕上がりになる事もしばしばです。

どの工法だったとしても、塗装する人の気持ちが仕上がりに反映されます。必ず地域密着で地元愛がある気持ちを持った塗装業者を選んでほしいです。

 

最後に・・・・・

ここまで読んでいただき有難うございます。

外壁塗装の塗装工法についてまとめてきましたが、わかりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?

どんな小さなことからでもご相談を無料で受け付けているので、お気軽にお問合せいただければと思います。