外壁塗装の知識

ラッカーシンナーと塗料用シンナー!用途別で最適な選択を

DIYで塗装に挑戦する際に、ラッカーシンナーと塗料用シンナーの違いに迷うことはありませんか?どちらも塗料を薄めるための溶剤ですが、その特性は異なります。
今回は、ラッカーシンナーと塗料用シンナーの特徴を比較し、それぞれの適切な使用方法や注意点をご紹介します。
安全な作業を行うための知識を身につけ、DIYを成功させましょう。

ラッカーシンナーと塗料用シンナーの特徴比較

ラッカーシンナーの特徴

ラッカーシンナーは、ラッカー塗料を薄めたり、洗浄したりするために使用される有機溶剤です。
主成分は、芳香族炭化水素やアルコールなどです。
揮発性が高く、乾燥が速いのが特徴です。
そのため、素早く作業を進めたい場合に向いています。
ただし、臭いが強く、引火性も高いため、換気を十分に行い、火気には十分注意する必要があります。
溶解力も高く、様々なラッカー塗料を溶かすことができます。

塗料用シンナーの特徴

塗料用シンナー(ペイントシンナー、塗料用薄め液などとも呼ばれる)は、油性塗料を薄めるために使用される有機溶剤です。
主成分は脂肪族炭化水素で、ラッカーシンナーと比べて溶解力は弱く、乾燥速度も遅いです。
臭いはラッカーシンナーほど強くありませんが、それでも換気は必要です。
油性塗料全般に使用できる汎用性の高いシンナーですが、ラッカー塗料には適しません。

ラッカーシンナーと塗料用シンナーの適切な使用方法と注意点

それぞれのシンナーの使用用途

ラッカーシンナーはラッカー塗料専用のシンナーです。
ラッカー塗料を薄める、塗装具の洗浄などに使用します。
一方、塗料用シンナーは油性塗料全般に使用できますが、ラッカー塗料には使用できません。
使用する塗料の種類を確認し、適切なシンナーを選びましょう。

シンナーの安全な取り扱い方と廃棄方法

シンナーは引火性が高く、人体にも有害なため、取り扱いには十分な注意が必要です。
作業時は、換気を十分に行い、火気厳禁で作業を行いましょう。
ゴム手袋、保護メガネなどを着用し、皮膚に触れないように注意してください。
使用後のシンナーは、自治体の指示に従って適切に廃棄しましょう。
絶対に排水溝に流さないでください。
新聞紙や布などに吸わせて、揮発させた後、燃えるごみとして処分する地域が多いです。

間違った使用方法によるリスク

間違ったシンナーを使用したり、換気をせずに使用したりすると、健康被害や火災などの危険があります。
頭痛、めまい、吐き気などの症状が現れた場合は、直ちに作業を中止し、新鮮な空気の場所へ移動しましょう。
重症の場合は医師の診察を受けてください。

まとめ

ラッカーシンナーと塗料用シンナーは、どちらも塗料を薄めるための溶剤ですが、主成分、溶解力、乾燥速度などが異なります。
ラッカーシンナーはラッカー塗料専用、塗料用シンナーは油性塗料全般に使用できます。
作業を行う際は、それぞれのシンナーの特性を理解し、安全に配慮して使用することが重要です。
換気を十分に行い、火気には十分注意し、使用後のシンナーは適切に廃棄しましょう。
健康被害や火災を防ぎ、安全にDIYを楽しみましょう。

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