外壁塗装の知識

外壁塗装の剥がれの補修方法を解説!適切な判断基準もご紹介!

外壁の塗装が剥がれてきて、心配されている方も多いのではないでしょうか。
小さな剥がれでも、放置すると大きな問題につながる可能性があります。
雨漏りや建物の劣化、ひいては資産価値の低下にも繋がるため、早めの対応が重要です。

では、どのような時に補修が必要なのか、費用はどのくらいかかるのか、適切な方法はあるのか。
今回は、外壁塗装の剥がれについて、分かりやすくご紹介します。

外壁塗装剥がれの原因とリスク

剥がれの主な原因

外壁塗装の剥がれは、大きく分けて2つの原因が考えられます。

1つは施工不良です。
塗装後1~3年以内であれば、施工不良の可能性が高いでしょう。
下地処理の不足や適切な塗料の選択ミスなどが原因として挙げられます。

もう1つは経年劣化です。
塗装後5年以上経過している場合や、塗料の耐用年数に近づいている場合は、経年劣化による剥がれが考えられます。
太陽光や雨風、地震などの影響で塗膜が劣化し、剥がれが生じます。
塗料の種類によって耐久年数は異なり、アクリル系は約3~5年、ウレタン系は約5~7年、シリコン系は約7~10年、フッ素系は約15年程度とされています。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の耐久年数は環境条件によっても大きく異なります。

放置による危険性

外壁塗装の剥がれを放置すると、様々な危険が伴います。
まず、雨漏りのリスクが高まります。
剥がれた部分から雨水が浸入し、建物の内部構造を腐食させる可能性があります。
また、建物の安全性も低下します。
雨水の浸入により、内部結露やカビ、腐食などが発生し、建物の強度が弱まる可能性があります。
さらに、外壁の剥がれは建物の外観を損ない、資産価値の低下にもつながる可能性があります。

雨漏り被害の深刻さ

雨漏りは、建物の構造躯体への深刻なダメージにつながります。
放置すると、木材の腐朽、鉄筋の錆び、シロアリ被害など、大規模な修繕が必要となる場合があります。
修理費用は、剥がれの程度や被害の広がりによって大きく変動しますが、高額になる可能性が高いです。

外壁塗装の剥がれの適切な補修

補修が必要な状態の判断

剥がれの大きさや数、剥がれの進行状況によって、補修の必要性や緊急度が異なります。
小さな剥がれであれば、DIYで補修できる場合もありますが、広範囲にわたる剥がれや、雨漏りの兆候が見られる場合は、専門業者に依頼する必要があります。
剥がれを発見したら、まずはその状態を丁寧に確認し、必要に応じて専門家の意見を仰ぎましょう。

適切な補修方法の選択

補修方法は、剥がれの状況や外壁の種類によって異なります。
軽微な剥がれであれば、パテやコーキング剤を用いた部分補修で済む場合もあります。
しかし、大規模な剥がれや、外壁材自体に問題がある場合は、塗り替え、カバー工法、張り替えといった選択肢が出てきます。
塗り替えは、既存の塗膜を剥がして新しい塗料を塗る方法です。
カバー工法は、既存の外壁材の上に新しい外壁材を被せる方法で、断熱性や遮音性を向上させる効果があります。
張り替えは、既存の外壁材を全て撤去して新しい外壁材に交換する方法で、最も費用は高額になりますが、最も効果が高い方法です。

補修費用と時期の検討

補修費用は、補修方法、工事の規模、使用する材料などによって大きく異なります。
DIYによる部分補修であれば比較的安価ですが、塗り替えや張り替えとなると、数十万から数百万円規模になることもあります。
費用と時期については、専門業者に見積もりを依頼し、状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。

まとめ

外壁塗装の剥がれは、施工不良や経年劣化が原因で発生し、放置すると雨漏りや建物の劣化、資産価値の低下につながります。
早めの対処が重要であり、剥がれの状況に応じて適切な補修方法を選択する必要があります。
補修費用は方法によって大きく異なるため、専門業者に相談し、見積もりを取ることがおすすめです。
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