外壁塗装の知識

ラジカル制御塗料のデメリットとは?色選びの制約と実証データ不足の注意点

外壁塗装を検討する多くの人が、最新の塗料に興味を持っています。
中でもラジカル制御塗料は、その優れた耐久性から注目を集めていますが、導入にあたってはいくつかの見過ごせない側面があります。
ここでは、ラジカル制御塗料を選ぶ際に考慮すべき、いくつかのデメリットや注意点に焦点を当て、その実情を掘り下げていきます。

ラジカル制御塗料のデメリット

濃い色系の選択肢が少ない

ラジカル制御塗料の主成分である酸化チタンは、塗膜を明るく見せる効果を持つ白色顔料です。
そのため、ラジカル制御の効果を最大限に引き出しやすいのは、白や淡い色といった明るい色の塗料となります。
結果として、黒や濃紺、ダークブラウンといった重厚感のある濃い色系のラインナップが少なくなる傾向があります。
外壁に濃い色を取り入れたいと考えている場合、塗料の選択肢が限定される可能性があります。

長期的な実績データがまだ少ない

ラジカル制御塗料は比較的新しい技術であり、日本国内での販売が始まってからまだ十数年程度です。
そのため、数十年単位での実際の建物の外壁に使用された長期的な実績データは、他の塗料に比べてまだ蓄積が少ないのが現状です。
メーカーは促進耐候性試験などの実験データで耐久性を示していますが、実際の環境下での長期的な効果については、今後の検証が待たれる部分もあります。

ラジカル制御塗料の注意点

色選びに制約がある場合がある

前述の通り、ラジカル制御塗料は、その特性上、明るい色や淡い色に比べて濃い色系の選択肢が限られてしまうことがあります。
もし、外壁に重厚感のある濃い色を取り入れたいと考えている場合、ラジカル制御塗料では希望の色が見つからない、あるいは希望の色がないためにラジカル制御の効果が十分に得られない可能性も考えられます。
このような場合は、他の種類の塗料も視野に入れることが賢明かもしれません。

新しい技術ゆえの実証データ不足

ラジカル制御塗料は、その革新的な技術で注目されていますが、登場してからの期間が比較的短いため、長期にわたる実際の使用実績に基づいたデータはまだ十分とは言えません。
メーカーが提示する耐候性試験の結果は信頼できるものですが、実際の住宅の外壁で数十年単位でどのように経年劣化していくのか、その詳細なデータは現時点では限定的です。
最新技術の恩恵を受けたい場合に、この点を理解しておくことが大切です。

まとめ

ラジカル制御塗料はその耐久性とコストパフォーマンスで注目されていますが、いくつか留意すべき点があります。
濃い色系の選択肢が少ないことや、新しい技術であるため長期的な実証データがまだ十分でないことなどが挙げられます。
これらのデメリットや注意点を理解した上で、外壁塗装の色選びや塗料の種類を検討することが重要です。
自身の希望する色や、建物の状況に合わせて、最適な塗料を選択しましょう。

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